Monthly coffee 10月

エチオピア イルガチェフ G-1 ナチュラル

“エチオピア”

アフリカ大陸の東側にある国で現在広く飲用されているアラビカコーヒーの発祥の地と言われます。

国土の大半が高原で、標高2400mにある首都のアディスアベバは年平均気温が16度。アフリカってもっと暑いイメージですが…。
因に漢字だと「哀提伯」だそうです。

 

“イルガチェフ”
エチオピアの南部に位置する地域で、ここ数年はエチオピアのコーヒーというとイルガチェフというくらい質のいいコーヒーを産出しています。
以前だとエチオピアのコーヒーといえば「モカハラー」とか「エチオピア シダモ」といったものが有名だった記憶が。

“G-1”

これは等級です。
等級は生産国によって付け方が違って、エチオピアではコーヒー豆300g辺りの欠点の数で、グレード1〜8まであります(輸出規格は1〜5)。グレード1は300g中、欠点が0〜3。
「発酵した豆」が「2個」入ってたら「欠点1」など、
「混入した物」と「数」とで「欠点数」は決まります。
コーヒー1杯分の豆の中に発酵豆が1粒入ってたらG-1にはならないという感じです。3杯分に1粒ならギリギリオーケーみたいな。(ざっくりすぎてどこからか怒られてしまいそうですが…)

 

“ナチュラル”
これはコーヒーの精製方法の一つ。これでも分かりにくいですが、「コーヒーの豆を取り出す行程でどういう方法をとるか」という事です。
現在では主にナチュラルとウォッシュトの2種類があります。
この内、ナチュラルは原初来の方法で一般的に素朴で複雑な味わいがあるコーヒーができるといわれます。
また「天日干し」とも言い、屋外での乾燥工程を経て生豆を取り出すために安定した天気が必要といった気候条件に左右されやすく、欠点豆や異物の混入率も高くなります。
それ故にG-1というグレードは本当に凄いなと思います。

 

※参考
エチオピア:http://ja.wikipedia.org/wiki/エチオピア#.E5.9C.B0.E7.90.86
イルガチェフ:http://www.fukumotocoffee.com/ethiopia.htm
G-1:http://www.rakuten.ne.jp/gold/coffeein/html-file/meyasu.html#4
ナチュラル:http://www2t.biglobe.ne.jp/~bono/coffee/co-bean.htm#unwashed

 

味わい

一言で言うと優しい味わいです。

エチオピア特有の酸味はありますが一般的な浅煎りよりも少し煎りが深いために、酸味が抑えられそこにナチュラルの甘味も感じる事が出来ます。
甘味による口当たりの良さと酸味による後味の切れの良さはお店のマイルドブレンドが好きな方には抵抗なく楽しんでもらえると思います。。
グランドメニューのエチオピアはウォッシュトの浅煎りなのでこちらと比べてみると味わいの違いを感じていただけると思います。
ぜひ一度ご賞味ください。