月替りコーヒー

11月 コスタリカ ドンパブロ ベジャビスタ農園 浅煎り

◎コスタリカ

コスタリカ共和国は中央アメリカのニカラグアとパナマの間に位置する国で、スペイン語で「豊かな(Rica)海岸(Costa)」の意味を持つ。

首都はサンホセ。

 

地球上の全生物種の5%が生息すると言われる豊かな自然を持ち、国土の1/4が国立公園・自然保護区となっている。

 

中央アメリカでは最も早くコーヒーが持ち込まれたと言われ、現在においても主要輸出品。

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◎ベジャビスタ農園

品 種:カツーラ100%

栽培地:コスタリカ タラス地域 ジャノ・ボニート デ レオンコルテス地区 ベジャビスタ農園

標 高:1750~1860m 

生産者:パブロ・ボニージャ氏 (ボニージャ一族)

収穫時期:2月

生産処理:水洗方式

 ※ドンマヨ・マイクロミル(後述)で生産処理、天日乾燥(アフリカンベッド式)

 

スペイン語で「美しい景色」という意味のベジャビスタ農園(FINCA BELLAVISTA)はタラス地区の山岳地帯の標高1750mを超える斜面にあり、そこで育まれるコーヒーの上質な酸味と甘味はCOE(6月のコーヒー参照)でも高い評価を受けています。(2009年優勝)


パブロ・ボニージャ氏は、父親であるヘクター氏と共にマイクロミルコーヒー生産に従事するボニージャ一族の第3世代で、研究熱心かつ先進的な若手生産者です。


◎マイクロミル

コスタリカの多くの農園は小規模なもので、生産者は収穫したコーヒーチェリーを農協や集荷・輸出業者に売り、その業者が生産処理をしそのまま輸出をするという分業制がこれまで主体でした。

しかしその形態では、チェリーの品質や細かい標高の違いが価格にあまり反映されないため、生産量の少ない標高の高い農園の生産者は不利な状況に置かれていました。


この状況を変えるために《家族や親類などで経営する農園(またはそのグループ)が小規模な生産処理設備を共有し、地区特性を反映した品質の高いコーヒーを生産し高い価格で売ろうという考え方》が生まれました。これをマイクロミルと呼んでいます。


コスタリカ全土で100を超えるといわれるマイクロミルでは、従来の大規模設備にはなかったハニー(パルプドナチュラル)という新しい生産処理法を採用するだけではなく、設備の改良からカッピング技術の習得による品質管理などで生産方法へのフィードバックを行い、品質ベースの綿密な商品作りが行われています。


◎味わい

爽やかな酸味とスッキリとした飲み口といった浅煎りの魅力がしっかりと生きている一杯

後口がいいので食後にもオススメです。